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ミッドナイト・イン・パリのsoumaのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
5.0
”I don't mind getting wet.”

え!?
なにこれ!
超好き!!

超好き!!!(大事なことなので略)

ジャンル的にも
そんなに期待してなかったから
このスコアつけていることに
実は自分が一番驚いてる。


こんなん絶対パリ行きたくなるやつ。。。
それに、「天気の子」に続き、雨が素敵な作品。


すっごいおもしろかった。
ワクワクがあふれだした!
外国人が考えるザ・パリが描かれていて
日本人がみても違和感ないの最高。

1920年代のパリに迷い込むっていうだけでも楽しいのに
あんな素敵なタイムスリップずるいよ。

それに著名な人を出しておけばいいんでしょっていう脚本!
小学生か!!(褒め言葉)
その著名人がこんなこと言ったり
こんなふるまいしたら面白くね?っていう想像どおりに動かす傲慢さ!
小学生か!!(褒め言葉)

また、それが本当に想像通りで期待通りなのがにくい!
僕の浅い知識でも、再現度を感じるのがすごい。
むしろ、ちゃんと知識を持っている人ほど不満が募るかもしれないけど。
僕はすっかりウディ・アレンの手のひらでころころ。

特に好きなのは
やっぱりヘミングウェイとダリかな!
ヘミングウェイは、意味不明すぎるけど
ぽいんだよな~。(語彙力)
ダリは、マジでサイしか言ってないww
それいったら、ヘミングウェイも
隙あればボクシング言うてたわw

他の芸術家はすべからく変態なのが想像通りすぎて。


これだけ変態の偉人を出してるのに
現代の主要キャラもまたキャラ立ちまくり。
博学をひけらかす、おしゃべり勘違い野郎と
それをかっこいいと思いこむ女子達。
いるわ~!!
これどっちもいるタイプのやつ!!!
ロダン美術館と
オランジュリー美術館の「睡蓮の間」のシーンは
がちでイラっときた。
マジでこういうやつ絶滅しろ。


これだけキャラがたってる脇役が多いのだから
主人公くらい真面目なやつなのかと思えば
こいつもダメ男っていうのが。
監督どんだけキャラの濃いメンツ集めたんだよ。

それにこの作品で
(個人的に)一番許せないのがこの主人公。

なにがって…

レイチェルとマリオンを天秤にかけていることが
なにより最も許せないのだよ!(ただのひがみ1)
フィクションとはいえ、なんて幸せ者なんだ!
ずるすぎるぞ!(ただのひがみ2)
そのうえ、レア・セドゥまで出てきてときは
おまえこの野郎!!!
本気で殺意わいてきた。(ただのひがみ3)


でも、悔しいけどすごく面白かったよ。
とりあえず、夏のパリに行って
夜の雨の中散歩したい。

是非夏のこの時期に見てほしい作品だな。


■芸術家たち
・フランシス・フィッツ・ジェラルド(小説家)
・ゼルダ・フィッツ・ジェラルド
「グレート・ギャツビー」は有名だよね。
ロキファンの方々!
フランシスはトムヒだよ~!

・パブロ・ピカソ
俳優さんわからないけど
たぶんだいたいこんな感じという素晴らしい再現度!

・サルバドール・ダリ
ただの変態。
エイドリアン・ブロディがやってるなんて気付かなかった。

・ガートルード・スタイン
知らない人だったけど、芸術収集家で、サロンを開いてた人らしい。
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