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ミッドナイト・イン・パリのnamのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.7
「過去への片思いと夢のようオシャレなパリの街並みを堪能できるロマンティックコメディ」

「昔は良かった今より良かったのかな」「あの時代に生まれてたらどんなだったろう」と誰しも考えた事があるかもしれない。

小説家志望の主人公もそんな1920年代の芸術の都パリに憧れを抱いているが、いつのまにかそんな憧れのパリの都に夜な夜なタイムスリップをする事で、過去の偉人達と関わり合い色々と気づかされていくストーリー。

芸術に関してまるっきり知識がないので、あー聞いた事ある芸術家だなぁくらいだったのでこの辺りの知識があるとより作品を楽しめるのかもしれません。

ただ懐古主義的な主人公ギルと一緒に不思議なタイムトラベルで美しいパリの街並みは素敵ではあります。

ほとんどCGはなく、OPの綺麗な現在のパリの街並みを観ても分かるように、1920年代の建物などが残っているパリだからこそできた作品であり、同時に今も昔もそんなに変わっていない。昔にばかり想いを馳せずに今を生きる事の大切さというメッセージも冒頭のシーンに込められていると感じました。

過去でのひと時や恋は、本当に夢のような時間で、ギルと一緒にそんな幻想的な時間を一緒に体験できるそんな作品でした。

そしてパリに行ってみたくなる。
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