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ミッドナイト・イン・パリのるのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.0
ハリウッドの脚本家のギルが婚約者と自身の憧れの町であるパリに滞在中に不思議な出来事に巻き込まれてゆく話。
パリの街や挿入歌、実在した数々の豪華絢爛な芸術家など雰囲気がとても上手く作り込まれた作品であった。

アドリアナとの別れのシーンでは切なさを感じるがギルがアドリアナを通して自身を見つめ直すように

「現在って不満なものなんだ、それが人生だから」

ギルのそしてこの映画のひとつのテーマのようであった。

さらにラストの夜のパリで1人佇むギルがガブリエルと出会うシーンは雨が降ってきたことでガブリエルの心配するギルにガブリエルが

「実はパリって雨が1番ステキなの」

この映画の芸術性と美しさを象徴するような名台詞だと思った。
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