こぅ

サブウェイ・パニックのこぅのレビュー・感想・評価

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)
4.5
D・ワシントンでリメイクもされたジョセフ・
サージェント監督のスリリングな【地下鉄ハイ
ジャック・サスペンス】。

NYペラム駅発地下鉄123号が元傭兵ブルー(ロバー
ート・ショウ)率いるグリーン(マーティン・
バルサム)、グレイ(ヘクター・エリゾンド)、
ブラウン(アール・ヒンドマン)の武装集団4人
にハイジャックされる。乗客17人と車掌を人質に
身代金要求は100万ドル、猶予は1時間。交渉は
公安局のガーバー警部補(ウォルター・マッソー)
が当たり、身代金の手配を市長に要請する…。犯人と頭脳戦の攻防を展開する。

やはり、70年代アクションは面白い。緊迫した
中にも【余裕のあるユーモア】が散りばめられ、
それが絶妙に溶け込んでいるのも70年代の特徴か。
【突破口】もだが、ウォルター・マッソーが格好
良い。ロバート・ショウの妥協を許さない【冷徹
さ】も強烈な印象を残す。

人質車両が止まらず都市を暴走するシーンの恐怖
感はキアヌの【スピード】の比ではない。


ラストも伏線からシャレの効いたラストカットが
また粋でニヤリ。
こぅ

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