アダプテーションの作品情報・感想・評価

「アダプテーション」に投稿された感想・評価

ピピ

ピピの感想・評価

3.6
チャーリー・カウフマン役をニコラス・ケイジが演じた、ちょっと実話を元に作ってるであろうフィクション。

チャーリー・カウフマンの弟?役もニコラス・ケイジという異次元で、でもその仕草でどっちがカウフマン役かはすぐ分かる演技力。

引っ込み思案でチャンスを逃すカウフマンに激しく同感し、だから私はカウフマンの作品が好きなのかなと気づいた。

私はもう一人の弟ニコラス・ケイジは実際存在しない、自分の中にいる本当は明るく天真爛漫に振る舞いたい自分自身なんじゃないかと思って観てみました。
チャーリー・カウフマンの作る話が好きすぎて仕方がないのだが、
今作を見たのがいくら高校生の時だとしても、人生の一本に「脳内ニューヨーク」「アノマリサ」と共に名を連ねていなかった自分に恥ずかしさすら覚える。

チャーリーは自分に自信もなく、思い浮かぶことも周りに受け入れられないと知っている。
しかし社会に適応しようと擬態するか悩む姿もドナルドを通して描かれている。
そんな自分を愛していることも。
でもチャーリーは望んでいない。
周りの人々と共感を喜び合い、価値観を合わせて評価されるような、そんな擬態を。
受け入れられるのが当たり前だと思うような人間にも。
そして気づく
「自分のことしか書けない」
そこでも気づく
自己嫌悪やナルシズムに。
でもそれを愛せないでどうするんだ。
ずいぶん遠回りして、過剰に見える犠牲を払って変化にたどり着く。
それは迎合的な大勢の誰かに認められ祝福されるような擬態ではなく、自分が納得し、目の前の1人に認められたいだけの変化だ。
その変化にたどり着く為に他人をオナニーの道具にすらすると、こんなに正直に曝け出し、「脳内ニューヨーク」「アノマリサ」でも同様の葛藤を見せていることに対しても、カウフマンに対して
同じ人間として共感と好意を向けずにはいられない。
ゆきの

ゆきのの感想・評価

4.3
双子、取材者と取材対象者、善と悪、商業とアート、現実と脚本。すべての境界があいまいになり適応していく映画。蘭に魅せられた男をはじめ、登場人物の魅力が深い!
いろんな賞はもらっているようだが、もっと知名度があっても良いと思う!

いつも思うことだが、漫画家が主人公の漫画、映画監督が主人公の映画、ミュージシャンのことを歌っている歌、俳優が作中で俳優の役を演じているもの、作者を作品に投影してるもの、半自伝的なものは間違いなく面白い!

この映画も脚本家が主人公なのでそりゃもう面白い!

脚本家としての苦悩や悩み、妄想、皮肉、実生活が描かれていて、本当にこんな感じなのかなって考えると楽しい。


そしてファイトクラブを思い出した。
愛と哀しみの果て、マンハッタンを見るとより深くメリル・ストリープのキャスティングを理解できる

ドナルドはハリウッドの典型
チャーリーこそが芸術家
えりか

えりかの感想・評価

3.8
鑑賞記録。
Keiko

Keikoの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

本の映画化を依頼された脚本家が、原作の実写化の脚本執筆に苦労し、最終的に原作の脚本化に苦労している脚本家である自分を主人公に、彼が脚本執筆に苦労している話を書くという話の映画。
そして主人公=実際にこの映画の脚本家。
こうやって書くと意味不明(笑)

アメリカ人が見たらもっと面白いんだろうなぁと思った。実在の人物や実在の本が出てくるわけだけど、それを私たち外国人は知識としてしか知らないから、本当に身近なものとしてリアルには感じ取れないもんなぁ。

でも、現実と創作の境目を曖昧にする演出には椅子からずり落ちそうになった。
なんせ、終盤の展開はどう考えても非現実的。なのに私は騙されて、「後でこの事件について検索してみよう」なんて考えていた。こんな大事件、現実に起きたことならそもそもこんな映画作れないだろうに。

本当、どうやったらこんな脚本を思いつくのか。
tori

toriの感想・評価

3.5
「マルコビッチの穴」「ヒューマンネイチャー」の脚本家
チャーリー・カウフマン作

生まれて初めて脚本家でソートして観る映画

作中「マルコビッチの穴」シーンがあり二度楽しめる

「脚本家はつらいよ」見たいな話しだが
こういった映画を書く脚本家の頭の中はどうなっているのだろうと
観ながら思った
yukkafilm

yukkafilmの感想・評価

4.0
バートンフィンクみたいなライターズブロックがテーマ。
ニコラスケイジが脚本家と俳優の双子を演じてるんだけど、彼ってやっぱり普通の役柄は回ってこないのかな笑 この映画でもかなり狂ってるなー笑 パラノイド気味で自分のことをハゲとかデブとか言ってるかなり自虐的なキャラを見事に演じています。

結末が面白い。人間深みにハマってしまうと抜け出せないものです。笑ゥせぇるすマンぽいブラックユーモア。
mtcck

mtcckの感想・評価

4.0
割と暗い展開なのに
カウフマン兄弟が、それぞれずっと可愛くてとてもいい
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