kazu1961

望郷のkazu1961のレビュー・感想・評価

望郷(1937年製作の映画)
3.6
▪️JPTitle :「望郷(1937)」
ORTitle:「Pepe le Moko」
▪️First Release Year : 1937
▪️JP Release Date : 1939/02/15
▪️Production Country : フランス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-324 再鑑賞
🕰Running Time : 94分
▪️Director : ジュリアン・デュヴィヴィエ
▪️Writer : アンリ・ラ・バルト、ジュリアン・デュヴィヴィエ、ジャック・コンスタン、アンリ・ジャンソン
▪️MusicD : ヴァンサン・スコット、モハメド・イグルブーシャン
▪️Cast : ジャン・ギャバン、ミレーユ・バラン
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 414/1001

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋フランスの戦前の名作で、詩的リアリズム路線の代表作の一つとされている作品です。日本人のファンが多かったジュリアン・デュヴィヴィエ監督の代表作でもあり、“男”のメロドラマとして有名で、日本の映画史にも大きな影響を及ぼしました。石原裕次郎主演の日活映画『赤い波止場』も本作をモチーフにした作品です。そして主演のジャン・ギャバンにとっても一番の代表作となりました。

🖋そして有名なクライマックスシーン、女との別れの間際“ギャビー”と叫ぶ声が船の汽笛にかき消されるシーンは印象的です。この時のギャバン眼の哀しさが心情を見事に語っています。

🖋舞台となったアルジェリアのカスバの迷路のような街、エキゾチックな映像も素晴らしいです。そして1938年にハリウッドで『カスバの恋(英語版)』(監督:ジョン・クロムウェル、主演:シャルル・ボワイエ)としてリメイクされているんですね。

😢物語は。。。
強盗と銀行襲撃の罪でパリのお尋ね者となり、アルジェのカスバに潜伏中のペペ。彼は自分に想いを寄せる女・イネスのもとに身を寄せていましたが、閉塞感と望郷の念は高まるばかりでひた。そんなある日、彼はカスバを見物に訪れた美しいフランス人女性と出会うのですが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「シュヴァリエの流行児」に次いで「舞踏会の手帖」の前に作られたジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品。アシェルベ探偵作の小説を素材としてデュヴィヴィエが原作者と協力してストーリーを書き、「ジェニイの家」のジャック・コンスタンが脚色、「舞踏会の手帖」「或る映画監督の一生」と同じくアンリ・ジャンソンが台詞を書いた。撮影は「地の果てを行く」「白き処女地」のジュール・クリュージェとマルク・フォサールが担当、音楽は「港の掠奪者」のヴァンサン・スコットとモハメド・イグルブーシャンとが作曲している。主演者は「我等の仲間」「地の果てを行く」のジャン・ギャバンで、「ドン・キホーテ(1933)」のミレーユ・バランを始め、「港の掠奪者」のリーヌ・ノロ、「パリの暗黒街」のガブリエル・ガブリオ、「我等の仲間」のシャルパン、「赤ちゃん」のジルベール・ジル、「ゴルゴダの丘」のリュカ・グリドゥー、「大いなる幻影」のマルセル・ダリオ、「熱風」のフレール及びフランス劇・映画壇の古参サテュルナン・ファーブルが助演している。
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