ジャン・ギャバンの観る
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
フランスからアルジェリアに逃れ
警察に追われてるぺぺ・ル・モコ
が美女と出会っての話
ぺぺが隠れてるアルジェの旧市街
カスバ。高低差アリ迷路の様に
入り組んだ道で地元警察でないと手も
出せずフランスからの刑事もお任せ
カスバ舞台にした顔なじみの地元刑事
スリマン､情婦イネス､弟分や仲間達と
ぺぺのドラマが良かった
出れば逮捕されるのでカスバに数年間
閉じ込められた様に暮らしてるぺぺは
もはや現地の人だけどパリに戻りたい。
現地刑事スリマンはカスバで逮捕するの
は簡単だけど仲間を裏切る様になるので
何とかしてぺぺを外に出したい
パリからカスバ訪れたギャビーと出会っ
たぺぺは呼ばれる様にカスバ出て港へ
その裏ではスリマンの策略が
二人にとって好都合な流れです
ぺぺとギャビーの運命の出会い感が薄い
ので有名なラストはそれほどでも
少なくとも詩的には見えません。
ギャビーはぺぺを外に出す為に作られた
様なキャラで出番少なくぺぺに対しての
感情も丁寧に描かれてるとも思えず
女性ならばカスバの情婦イネスの方が
圧倒的に良いですね
ぺぺが警察に追われてる悪党であるのを
出し過ぎて感情移入し難いのもどうかな
〜と思いました
7/220
