アルジェリアのカスバの高低差のある入り組んだ風景は中々浪漫溢れるものだったけど、そのカスバの土地柄を上手く活かせていたとは思えなかった。
そもそもカスバの特徴のせいでジャン・ギャバンが捕まえられないって話なのにその描写が少ししかないのは如何なものか。
ジャン・ギャバンが眺めるようなカスバの風景はやはり良かったものの、これまたそんな数が多くなく、台詞を言う人物の映像が大半で風景や舞台があまり映えないようなドラマ的映画はこれだから物足りなく思う。
というかこれがデュヴィヴィエとジャン・ギャバンの代表作扱いされてるのは結構謎。