まなみ

ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-のまなみのレビュー・感想・評価

4.0
2010年鑑賞当時の感想。

せっかくの水曜日だし、仕事終わりレイトショーで何か見ようと思い立った昨日。
劇場はシネセゾンで。サービスデーと言うこともあり、ロビーは人でいっぱいでした。
今もミッシェルを好きな人がこれだけ居るんだなと思うと嬉しくなる。

ああ、そういえば今日は節分なんだとはっとする。
鬼は外~なんて、アベは鬼って言われてたよなとか思い出したり。
そう考えるとこの映画を鑑賞するのにぴったりな日じゃないか。
私がミッシェルを好きになったのはすでに解散した後だったので、リアルタイムで好きだった人たちが随分うらやましかったものです。
解散したのち、チバとキュウちゃんはThe Birthdayで、ウエノはRadioCarolineで見ることができたけれど、一番好きだったアベを生で見ることはできずじまいでした。
まさか二度と見ることができなくなるなんて思ってもみなかった。
ミッシェルの復活は望んでなかったけど(もともと奇跡のようなバンドだったし)、四人はずっとそれぞれの場所で音を奏でてくんだと信じて疑ってなかったように思う。

ベストアルバムのアベの目線の鋭さにやられたのが、ミッシェルをちゃんと聞くきっかけでした。
今考えればあほみたいな理由だけど笑
さらに一歩踏み込んで、ギター弾いてるときのかっこよさにやられて、それからずーっとアベが好きでした。
訃報を聞いたときはまさかと思って、正直なところ今も信じられていないです。

で、映画を見たらその気持ちが余計に強くなってしまった…。
もともとライブ映像が中心だということはわかっていたので、ライブ映像を大きなスクリーンで、あの曲たちを爆音で聴きたいという気持ちで見に行きました。
その希望は叶ったと思います。
一番興奮したのは、ミッドナイト・クラクション・ベイビー、ベイビー・スターダスト、スモーキン・ビリーの流れ。
みんな席でじっとして見てたけど、本当は暴れたかっただろうな~!
先頭をきって暴れるべきだったかな!(追い出されます)
ラストの世界の終わりはちょっと泣きそうになった。
アベの弦が切れたのは伝説になってますよね。
ミッシェルはものすごくかっこいいバンドだったんだなというのを再確認した映画でした。
やっぱライブ、一度で良いから見たかったなぁ…。
まなみ

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