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ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-のabeeのレビュー・感想・評価

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【アベフトシは永遠に私のヒーロー】

この作品にはスコアなど付けられません。何十回と見てます。悲しいことに一昨日、中学生から聴き続けていたLINKIN PARKのチェスター・チャールズ・ベニントンが旅立ち、今日はアベフトシさんの8回目の命日です。くどいかもしれませんがミッシェルとアベさん、時々チェスターへの愛を語らせて下さい。

「カッティングの鬼」と呼ばれる伝説のギタリスト・アベフトシさんが2009年の7月22日に亡くなったことをきっかけにPV制作で有名な番場秀一さんが監督し制作された映画作品です。2003年の解散ライブの映像をベースに過去に出演したフェスやライブ、テレビ番組の映像で構成されています。

最後のクハラさんの涙を振り払うかのようなドラム・プレイ、涙をこらえながら声を絞り出すチバさん、そしてアベさん、ウエノさんの目に光るものを目の当たりにした瞬間、感動でいっぱいになることでしょう。
「曲が始まれば終わるまで俺のギターソロ」と本人が語る通り唯一無二の存在感を放つアベさんのギター。ボーカルがチバさんだから曲が死ぬことはありませんが、他のボーカルなら歌はかき消されてしまうでしょう。

ライブの最後の曲「世界の終わり」に起こる、これが本当に最後なんだと痛感させられる奇跡をとにかく見て欲しい。ライブだというのに偶然が生んだとんでもない奇跡の物語を見ることができます。

thee michelle gun elephantとゆうバンドは今俗にいう「ロキノン系」と呼ばれるアーティスト達のはしりとなったバンドと言えるのではないでしょうか。そして現在のフェスで見ることのできるロキノン系バンドのほとんどはほぼ間違いなくミッシェル、ブランキーのどちらかの影響を確実に受けていると言っていいほど日本ロック界の伝説。世のロキノン達よ、ロックを語るならミッシェルを聴くべし。そしてこの作品を見れば明日CDショップに行きたくて堪らなくなるでしょう。

レビューとゆうより唯々ヤバい音楽愛を語っただけになっちゃいましたが、昨日は一日中チェスターの死を理解することができずニュースを見続け、朝までLINKINのPVとライブを観て鬱々と涙しましたが、今日久しぶりにlast Heavenを観て凄く勇気づけられました。チェスターはいつかこんな存在になるんだなぁと。

God Bless,Chester Charles Bennington &アベフトシ,RIP
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