ピンフまんがん

終わらない青のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

終わらない青(2009年製作の映画)
3.8
この監督さんはあの「子宮に沈める」の人。主人公は昨年亡くなられました。死因は不明。ということは原因は一つしかないのですが、この人の人生そのまんまの役に監督さんもこういうのばかり撮る人で、とんでもないハーモニーを生み出したようです。
ただ流産の演出が現実離れで全くイメージだけだったり、荒々しい内容が目についたのですが、そのぶん印象は残ります。
主人公の女優は「ら」でメガホンもにぎっていて、たぶん「映画」が唯一のよりどころだったのかもしれません。
作品も、BGMもなし。こういう映画、胸糞悪いってわかっています。それをわざわざ、ダメな映画に属される、、、日本の映画界、制作者だけではなく見る者の心や感覚もすでにサビついているようです。

日本の映画界においては、緒方貴臣は絶対に必要な監督です。さわやかなでイケメン配役のピエロ演技にアニメ作品ばかりが崇高される社会は北朝鮮と何ら変わりなく、映画って何なのかという定義も、どうやら日本だけが違うルートを歩んでいるようです。