blueの作品情報・感想・評価

blue2001年製作の映画)

BLUE

製作国:

上映時間:116分

ジャンル:

3.4

「blue」に投稿された感想・評価

橘

橘の感想・評価

3.3

暗かったり音が粗かったりしてるのが
より、よさを出しているように思う
寝てしまってちゃんと観てないからリベンジしないと
ERI

ERIの感想・評価

3.3
10代の頃に観ていたら感じることは違ってたかなぁ。blue。

言葉にするのは難しい、まだ何者でもない青い青い時間。2001年の作品だけど今でも新鮮な映像と、市川実日子さんと小西真奈美さんの対比する存在感。二人とも当時は21、22歳ぐらいなのかな。さりげない制服と紺ソクも、なんかいい。

女子高に通うキリシマと遠藤は、同じクラス。女の子が女の子に憧れる時間。タバコに火をつける指先。背中合わせで比べてみるサイズ。二人で降りた海。突然の告白。ありがとうのキス。大好きだよのキス。夜から朝にかけて二人歩いた道。

女の子の友情は、時々男性の登場で崩される。どうして嘘をつくんだろう。

全体的にあまり寄らず、引きの絵で撮影された本作はただそこにいる淡い塊をただただ写していて目に焼き付けたいシーンが沢山あった。まるでそれはあの頃撮った写真みたいに。

知らない音楽や世界の画集を持って大人と恋をする遠藤はいつも自分には何もないと言う。そんな遠藤に強く憧れるキリシマは、絵を描くことを始めた。手にしたいものへとずんずん進んで行く。いつのまにかキリシマは遠藤を追い越して、手を引いて走る。

空の青と、海の青。二つの青は交わらない。
しゃ

しゃの感想・評価

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2018.04.05
kairi

kairiの感想・評価

3.5
20180327
女性同士が苗字で呼び合うの良いと思います。
ninjiro

ninjiroの感想・評価

4.2
椅子の四本の脚に付けられたプラスティックのキャップが、教室中に隙間なく並べられた床材の上を滑る時、スチール製の脚を伝わって座面の薄い合板を通してお尻に響く感触。
戸車やレールの劣化によって本来想定された室内騒音に対する遮蔽性能を失って、始業前の開閉の折には必ず、手や腕の骨をを通じてその凹凸感を脳に伝導する重い四枚の引戸。
上塗りされたニスの匂い。結果点々として机に残る不可侵域・黒い穴によって侵食されても、まだ辛くも残された自分のスペース。黒板周辺に漂う粉っぽい匂い。大袈裟で奇矯な笑い声。詰まらない子供。詰まらない大人。
高校生にもなったら、自分の場所は自分で確保しなくちゃならなくて、不細工な顔を晒して存分に泣くのにも準備が要って、「ツン」と感じた鼻の作用を先送りして何処か誰もいない所、自分がそこに居ても不自然じゃない場所を探し当てて、自分のものとしてから。
普通の顔をしていても、それは自分が自分の領域にいるという自分が勝手にこさえた大前提からまだ逃れ得ていないだけで、例えば携えた弁当が弁当の体を成していれば中身がコンビニ弁当の具材であっても同じであるように、平常であることを努めて心の頂きも心の底辺も小さく鼻を鳴らすことで精々平均点に納めて。
詰まらない自分の小さな心の地図は、そんな小さな世界でも精一杯で、小さなコンパス指す先が世界の外に出て行こうとする切っ掛けは、全く青い空の下の如くでなくともよい。
やましさや、恥ずかしさ、人には言えない心に秘めた気持ち悪さや物珍しさ、それと同じように安易に見咎められる、持って生まれたこの身体全体にごろごろと音を立てて蠢く、市井の人が勝手に決めた時間感によって義務化された気怠い推進力よ。
今の私はそんなものとは関係なく、身体は何処かに置いてきたままで、心は大体が暗い青色の中にいて、皆んなはどう折り合いを付けていくの?
人が人を単純に好きになるということに。
いろんな意味でどこまでも青い、そんな映画だった。静まり返った場面が多くて、つい耳を澄ますと忘れかけてた懐かしい音がたくさん聴こえてくる。田舎町を走るバスのエンジン音、教室の些細な音、夏休みならではのあらゆる音、思わずノスタルジックな気分になって泣きそうになる。

俺も落ち込んでる友達を海に連れてってあげてえし、膝を抱えて下を向いてる友達の手にそっと自分の手を重ねてあげてえ。。でもそんなんは女同士ならではの行為であって、男の友情に負けず劣らず女の友情もいいなって思った。

何であの子には教えたのに自分には教えてくれなかったんだろうって話があることに気付くと割とショックだよね。分かる。あと友達が大人びてると気持ちが焦るよね。分かる。

難しそうな洋楽を聴いたり、タバコをふかす遠藤にすっかり憧れてたカヤ子が最後には遠藤の手を引いて夜明けのバス停に走って向かうシーン、長い夜を越えて明るい未来に2人が進み出したことを表してるようでグッときた。

1つだけ個人的にうーんだったのが、カヤ子がラブホテルに行ったシーン。余りにも簡単に体を許してる気がするのにあんましその辺の心情の説明もなくて、どうも引っかかる。

全体的にいろいろと共感してしまったのだけど、自分は女々しい人間なのかな。。?でもきっと友達が少ない男はカヤ子よりの感性な気がする。

原作は魚喃キリコさんの作品だけど、個人的には南瓜とマヨネーズよりもblueのが好みかなあ。
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