pauh

ブルーベルベットのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

ブルーベルベット(1986年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

始めの草むらで耳を見つけるシーンからの非日常に対するワクワク感が凄く、どんどんと違う世界に巻き込まれていく主人公が哀れながらも惹き込まれました。
ドロシーの一見か弱い被害者に見えながら危なっかしい欲求を抱えているところや、見られる事を酷く嫌うフランクも中々強烈なキャラクターで、それぞれの登場人物の読めなさが面白かったです。
危ない世界に脚を踏み入れていく主人公を観ているとハラハラさせられながらも、同様に好奇心を感じ、ある意味こんな経験ができるなんてと羨ましくなりました。
最後のカオスと化したドロシーの部屋の惨劇もインパクトがあり、脳の損傷のせいか死んだように立つ男の姿も印象的でした。
ラストは意外と安心できる、夢中になれる作品でした!
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