kou

サイコのkouのレビュー・感想・評価

サイコ(1960年製作の映画)
4.5
《サイコスリラーの名作》
サイコスリラー系の映画の古典的名作。有名なタイトル、そしてバスルームでのシーン、音楽、ラストまで、すべてが多くの映画に影響を与えている名作中の名作。改めて見ると犯罪サスペンス的な要素のある前半、不気味なモーテルでの件、そして後半の探偵的な部分、そして不気味な終結、様々な要素が含まれている映画だと思う。映画としての充実度もある。

前半。主人公が逃避行の途中で警官に目を付けられ、彼女自身の心情描写が描かれることからも犯罪サスペンス、逃避行物と思わせつつ、映画の半分ほどのところで死んでしまう斬新さ。そして映画の主人公は別の人物に変わる。そこからは犯人である男の人物像に追っていき、とても恐ろしいラストを迎える。映画のストーリー的にもとても意外性のある展開を見せる。

映画としての面白さ、そして新しさを持つサスペンス映画の傑作。意外性のあるラストは、多くの映画で引用されているが、今見ても楽しめる。
kou

kou