コミヤ

サイコのコミヤのレビュー・感想・評価

サイコ(1960年製作の映画)
4.0
チャーリーとチョコレート工場、マイクTV拷問シーンの元ネタ。(ドラマ ベイツモーテルでのノーマン・ベイツ演じたのはチャーリー役のフレディ・ハイモアらしい)

めまい同様作品の向かう先があの有名なシャワーシーンを境に大きく変わる。大金を盗み逃走するマリオンの視点からノーマン・ベイツの視点へ強制的に移行する。授業で知ったけど、沼に車が沈むか沈まないかの焦らしを入れることで殺人鬼のベイツの焦る気持ちを鑑賞者も感じることとなり、感情移入の対象がベイツに変わる。
その後は探偵やマリオンの妹、彼氏の客観的な視点を使ってベイツの内側にも入っていく。それはあの家の内側に入るのことで明らかになる。

そこで判明する真相自体に目新しさは今の時代に見ても無いけど、あの幕引きや明らかにホラーな家の造形と証明の不気味さ、全体を通して話を惹きつける力などとても魅力的な映画だった。

サイコに続編とかガスヴァンサント版あるってことを初めて知った。
コミヤ

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