さききち

スポーンのさききちのレビュー・感想・評価

スポーン(1997年製作の映画)
2.7
アメコミ原作、97年の映画。
ダークな雰囲気もスポーンのカッコよさも良いのに、様々な点で残念な作品だった。

開始1秒で始まる早口長文難解ナレーション!(徐々に世界に引き込む努力ゼロ!笑)
読みづらすぎるOPクレジット!(監督名だけ文字サイズがデカいよ!)
下手すぎる編集!(何でもエフェクトかけて繋げれば良いってもんじゃねぇ!)
OPの時点で観客は置いてけぼり!(深夜のSA、夜行バスに置き去りにされた人の気持ちが、今ならわかるよ…優しくなれる…)

とは言え、スポーンのCGは男の厨二心をくすぐる仕様!意思を持つかのように広がり畝る真紅のマント。収納式のマスクや武器。それぞれがスポーンを守る有機の「鎧」となり、意識を集中させることで物体と一体化が可能だ。後半に登場するスポーン×マント×バイクの厨二ダークな姿には心踊った。

一方で、悪役のCGが酷すぎる…
?!セガサターン?!と言わんばかりのチープな悪の親玉(デザインも「ちょっと強い犬」、って感じでショボい…)、雑すぎる地獄の世界…違う意味で地獄…スポーンにステータス全振りかよ…

台詞もパワーワードとプアーワードが入り乱れる地獄!
鉄槌を下す際に「地獄では毎日がハロウィンだ」って名台詞が飛び出したかと思えば、悪役は「おったまげ〜」「オラは死んじまっただァ〜」ていつの時代の翻訳だよ!笑
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