イディオッツの作品情報・感想・評価

「イディオッツ」に投稿された感想・評価

『奇跡の海』で描いた主題(愚者崇拝)を、より実験的で挑戦的な手法で再提示。しかしあまりうまくいっているとは思えなかった。。。
taka

takaの感想・評価

3.0
ラースフォントリアー作品

障害者のフリをして騙して回ったり、集団生活でカルトコミューン化する反社会行為の数々


手持ちカメラ、インタビュー、長回しはドキュメンタリー的
それは功を奏してると思うが反面その手法自体がノイズに感じてしまう
どうしてもカメラの存在を意識してしまうし演技・演出感も出てくる
100%ドキュメントバージョンも見てみたい


善意と同情をダシに振り回される様子は、心を土足で踏み躙られるホームインベージョン映画の様な不快さ
それはフリをしていることを知って見ているからなのだけども

集団生活も悪ノリの延長でついていくのは難しいが、もし一員となった場合は童心に帰ったり自分を曝け出すことで案外楽しめるものなのかもしれない


フェイクドキュメンタリーとはいえ皆さんの演技とアドリブは恐れ入る
リアルと演出の境界線を探す作業も忙しい笑

"ドグマ95"というデンマークの映画ムーブメントがあるのも初めて知りました
なつみD

なつみDの感想・評価

3.1
最後のカレンのシーン、私はカレンに共感する派だけどね〜。だって、愛する家族に愚か者!って拒絶されるのが一番辛いじゃん…。そういう人がああいうグループに入り込んじゃうのは当然の流れだから驚きはしない。てかジョセフィーヌを迎えにきたお父さん全てがかっこよすぎたな。「君たちと議論はしない。興味もない。」ってめちゃいいな…。私も話の通じない相手にいつか言ってみたい。
Noob

Noobの感想・評価

4.2
やってることやばすぎだろ
異常と正常。
前半はアンモラルなユーモア、後半は社会批判めいていた。

手持ちカメラ主体の撮影は『ハウス・ジャック・ビルト』や『メランコリア』の動く絵画のような映像の後に観ると、これはこれで好きだなぁ、と。
美しくないんだよねこれが
障がい者を演じて健常者の偽善を暴く。

レストランで障がい者の集団と遭遇する事になる女性カレンの視点で物語が始まるのだが、彼女と一緒にまんまと騙された。冒頭から問題作である。

障がい者を演じる集団「イディオッツ」と生活を送る事になるカレンが主人公であるが、カメラは彼女にベッタリと張り付くわけではなく、ゲームに興じるメンバー全員が軸となり、その共同生活を見つめ続ける。

ドグマ95認定の映像にインタビューが挿入されるため、ドキュメンタリー映画を思わせる作品だが、自然光と手持ちカメラの映像は少し疲れた。健常者を騙して愉しむ彼らに悪意を感じつつ、人間の本質を暴くゲームに面白味も感じた。

タトゥーだらけのイカツイ男たちはトイレまで付き添う優しい心があり、品のある夫人は偽善者を装い、役人は金で厄介払い。悪の中に善、善の中に悪がある。

そして、障がい者を演じる彼らが本物の障がい者と対峙した時、今度は彼らが本質を問われる。結局彼らも同じ健常者なのだ。彼らのグループと他の健常者との違いは自己の解放であり、愚かな内面をさらけ出す事によって真の自分を見いだす。

緑の中を素っ裸で走り、乱交パーティーを始める彼らだが、そこに男女のエロスは感じられず、ありのままの人間の姿を感じた。

家族の前でも愚者でいられるか?そのテストにカレンが挑んだ時、彼女が主役である事をようやく思い出した。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の原点と言える作品だった。
u5p9pihy

u5p9pihyの感想・評価

4.8
フォントリアー色つよつよの映画だった
なんの知識も入れずに見たら、え?健常者なの?障害者なの?って混乱した。
障害者が実際どう見られてどう扱われるかを炙り出しすぎて本当に気持ちが落ち込んだ。でもフォントリアーのカメラワークとドグマ95のルールが良い味。
荒いカメラワークに見えるのに画面に釘付けになる。魅力的な映像。
女将

女将の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終始眠くなるような映画なのに、やはり最後まで気になり観てしまうフォントリアー。恐るべし。

社会に適応出来ず、身体は元気なのに、障害者のフリをする集団。完全に心は壊れとるね。これは。

胸糞だけど、全く理解が出来ないかと言われたらそうでもない。

心が壊れたような気がして、体の不調を嘘の理由にして仕事休んだことが今まで何度あったか。

いっそのこと、心が壊れて、仕事いかなくても良くならないかなって今まで何度思ったか。

それでも心は強く壊れず、壊れたフリして辞めていく。

仮病を何度も繰り返す。
>|

あなたにおすすめの記事