とぽとぽ

レディ・イン・ザ・ウォーターのとぽとぽのレビュー・感想・評価

3.0
"器" 守護者、通訳、ギルド、ヒーラー --- 仲間集めと役割分担。興味、好奇心をそそられてワクワクする、ファンタジーなE.T.。けど揺らぐ。外見と役割が一致するとは限らない。みんなで心を一つにすれば強い絆が生まれる。主演ポール・ジアマッティがいい。かわいらしいし、あくせく頑張ってはちゃんと頼りになるときには頼れるし、喪失を知る者として作品の根幹テーマも体現する。
ネフ・ラ・モラ。世間が勝手に彼に期待していたドンデン返しがないからといってなにも悪いわけじゃない。確かに彼のフィルモグラフィーにおいてベストな作品ではないけど、作家主義とも呼ぶべきシャラマンらしさは本作からも見て取ることはできる。映画はすぐ雨を使いたがる。人間は救済に値するか?未来が分かる。宇宙に調和をもたらす、このおとぎ話は本当。誰もが童心にかえりたい。シャラマン × 水辺 =『オールド』と対をなす(?)作品としてきっと話題沸騰中(??)の本作、再見。
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