拾うこと、についての映画。
落穂、トラクターが拾い漏れた果実、捨てられた人形、廃品回収、なんとなく気が向いて撮った映像、、ある見方だとゴミ、ガラクタだけれど、その人の見方とその素材の組み立て方によっ…
落ちたものを食べる人が理知的な猿に見える。
人間もハート型のジャガイモみたいに優生でないと見なされたものは社会からこぼれて、優生的な社会に生きてる人から見えないようにされる。そういう視座から見えない…
『アニエスによるヴァルダ』を見てからの観賞。デジタルカメラを手に入れ、死を意識し始めたヴァルダが映像に収めるのは「拾う」人たち。
一見造作もないカメラワークの一つひとつに強かな意図、意匠が感じられ…
落ち穂拾いは善悪の線引きが難しく、人々の倫理観に委ねられる(養殖の牡蠣のシーン。結局量の問題なの?など)最後にたどり着いた「嵐に見舞われる落ち穂拾い」に描かれているように、それはいつの時代も困難に見…
>>続きを読む楽しい。とにかく楽しい。
なによりアニエス・ヴァルダが楽しそうに映画を作っているのを見ているのが楽しい。
司法服を着た女性裁判官の話を遮って、あなたの司法服素敵ねと突然言うあたりに、黒柳徹子感を感じ…
(c) ciné tamaris 2000