tjZero

トゥームストーンのtjZeroのレビュー・感想・評価

トゥームストーン(1993年製作の映画)
2.5
『荒野の決闘』や『OK牧場の決斗』でおなじみ、西部劇の伝説的ヒーロー、ワイアット・アープとドク・ホリデイの友情を描く。

ヘンリー・フォンダやバート・ランカスターが演じたワイアットをカート・ラッセルが、ヴィクター・マチュアやカーク・ダグラスが演じてきたドクにはヴァル・キルマーが扮しているんだけど、どちらも先輩方の存在感には届かず。

役への新たなアプローチとか現代的な解釈とかが欲しい所なのに、ただ一生懸命演じているのみで、役に負けちゃっている。

西部劇といえば…のガンファイトも少ないし、それ以外のドラマ部分もさして起伏無く、ダラダラと続く。

肝心の銃撃戦も近距離で撃ち合っているだけで新味に乏しい。クライマックスの決闘シーンなんてボクサーが向き合っている様な間合いなんだもん…子どもが撃っても当たるって!
その結果、早撃ちとか遠距離からの正確な射撃といった、西部劇ならではの楽しみもなく、ただただ相手の身体の間近で殺傷する”私刑(リンチ)”のような後味のワルさが残ってしまう。

監督は『ランボー/怒りの脱出』のジョージ・P・コスマトスだけど、なんとも乱暴なウエスタン。
早く往年の名作西部劇を観返して、”口直し”したくなるような作品でした。