ハネケってそもそも人間がめちゃくちゃ嫌いな人かな?どう思う?
人間の嫌なとこ描くのうますぎじゃない?
なんというか、身の回りにいるような「普通」の人が実はすごく醜い部分持ってて、ただ社会のルールとか世間体があるから見せてないだけで、抑えてたものがふとした瞬間に外れて、本来の醜い部分を表すみたいな
凡庸な悪をすごい丁寧に描くじゃん…
やっぱ人間って醜い生き物…
個人的に、私が人間がそんなに好きじゃないのに、映画が好きなのは、虚構の人間の概念を浴びたいからなのでは、と思ってんだけど、やはりこういう虚構ではなく限りなくリアルに近い人間の嫌な部分を描写されると、くるものがありますよね
主人公のジョルジュ?ほんとに、自分を正当化したいという気持ちとか相手の意見に耳を傾けないとか、ちょっとした誰にでもあるような加害性なんだけど、はたから見るとこんなに醜いんだな……
いや…どんよりした気持ちになった…
たぶん、ハネケ自身と私の思考は似てる(人間の凡庸な悪についての)かもなんだけど、だからこそ、彼が思ってることをそのまま映画にしてると思われる作品群がすごく苦手なんだな
だって真実の人間ってこの通りなので…
…どんよりしすぎじゃない?
とりあえずエレベーターで鏡越しに向かい合って映されてるシーン、好きだった