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SF/ボディ・スナッチャーのyaaaのレビュー・感想・評価

SF/ボディ・スナッチャー(1978年製作の映画)
4.0
「変なところ」がいい。
冒頭フルスイングで揺れるブランコにおっさんの牧師。しかもロバート・デュヴァル!おまけにこれだけ!
いきなり何から逃げているように駆け出すおっさん。
ドアのガラスに張り付くおっさん。
おっさんばっかりやけど、女主人公の目玉芸も変。
これらがショックシーンとしてでなく風景の一部として映し出される不穏感。
友達、恋人、旦那…が知らぬ間に「何か」に入れ替わっていたという話だから、その彩りとして納得できるが。
金のかからないやり方で違和感、不安感を煽るのは黒沢監督の「クリーピー」や「散歩する侵略者」が好きな人はハマるかも。

ドナルド・サザ―ランド、ジェフ・ゴールドプラム、レナード・ニモイの狂人、怪人、宇宙人が大集合な所もいい。
ノーブラでデブをマッサージするヴェロニカ・カートライトもいい。

主人公らが乗り込むタクシーの運転手がドン・シーゲル。
ドン・シーゲルのタクシードライバーを撮るのが「タクシードライバー」のカメラマンのマイケル・チャップマン。
ややこしい感じがこれまたよい。
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