のりまき

タイムトラベラー/きのうから来た恋人ののりまきのレビュー・感想・評価

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時は冷戦真っ只中、マスコミが核攻撃の恐怖を煽った1961年。一人の男がそれを鵜呑みにして自力でシェルターを作り上げた。折悪しく起きた軍機の墜落事故をソ連の攻撃と勘違いして身重の妻と避難する。ドアがロックされ次に開くのは35年後。妻は男の子を産み落とし、その子は世界を知らずに成長することとなる。
脚本が良くできている。荒唐無稽な設定+ベタな展開ながら心の機微がきっちり書いてありとにかく笑える。演出も痒いところに手が届く。ラストの再会直前のスローが好き。銃を持つ不良、酔っ払い、娼婦。観客にとっては再会。キャストもいい感じ。ブレンダン・フレイザー、クリストファー・ウォーケン、シシー・スペイセク。いい仕事してます。とにかく行儀のいいアダムがいい。全員きっちり仕事しているから気持ちいい。この辺りから女の子にはゲイの友達が必須ですね。
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