自己満足のお高くとまった作品がほとんどのベルナルド監督作の中では、かなりまともに見ることが出来る部類の作品で、入門として「ラストエンペラー」の次あたりに見ると見やすいだろう。
世界では絶賛されている監督の代表作ということだが、個人的には故意に見ずらくしている所が他の作品同様多々あり、「芸術的だろ~」って臭いがプンプンするのがどうしても気になってしまう。
まぁ、元からエンタメする気はないのだから、それを求めて観てはいけないのは分かっているが、もうちょっと視聴者よりになっても良いだろう。
今作では時系列が一回見ただけでは分からない。
いきなり過去、未来に飛ぶので、途中からついて行けない。
そりゃ、作っている本人には分かって当たり前だが、それを視聴者に分からせるのも監督の仕事じゃないのだろうか。
取りあえず見所は、ドミニク・サンダのサービスシーンと、無邪気にキャピキャピしている所がかわいいステファニア・サンドレッリのヒロイン2人だろう。
余談。
今作を切っ掛けにドミニク・サンダは日本で人気が出て、パルコのCMとかにも出たそうだが・・・・
この人、顔の造りが「モロボシ・ダン」に似てるんだよなぁ。笑