ただ歩く男を捉えているだけなのに、見入ってしまう!
名匠ヴィットリオストラーロ監督恐るべし。
影に埋もれがちな存在だけど、撮影監督として注目されるって凄い事ではないかと(^^;
この撮り方めちゃめちゃカッコいい。
カメラワークといい構図といい色彩の使い方といい、細部に渡り抜かりなし。
ダークな色合いの主人公を女性陣のカラフルな色合いで包み込む。なんと見事な調和!
この女性2人(ステファニアサンドレッリ、ドミニクサンダ)がとにかく魅力的。2人のダンスシーンはもっとじっくり見せて欲しいと思った。
この辺はベルトルッチ監督のセンスが炸裂しているのではないかと。。
という事でビジュアル的には大満足!
、、、
しかしながら脚本が雑なのだろうか?
ストーリー自体は面白いのだけど、この主人公の分かりづらさときたら、、
なんだなんだ??と思い解説で納得は出来るけど、自力でそこに行き着くのは困難。
美意識強すぎて肝心の部分に気が回らなかったような、残念な印象。