PERSPECTIVE

暗殺の森のPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
3.0
本当に色彩と構図が美しいロングショットに飾られた、得体のしれない電波発信機。とにかく登場人物の言動が宇宙人レベルで理解不能かつ常識外れなせいで(特に主人公)、真剣な顔で役者が必死に演技していても、「ナニヤッテンダコイツ」と白けた顔で受け止めるしかなく、全シーンを通して感情移入することができなかった。突き詰めた映像美や主人公の恰好や冒頭の帽子のシーンといいイタリア版「サムライ」でも目指したかったのかも知れんが、それだったら同時期の「狼の挽歌」の方がはるかに優れている。
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