りょうた

暗殺の森のりょうたのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
4.4
初ベルナルド・ベルトルッチ。一種異様とも言えるカットの数々。どのカットを取り出しても強度のあるものばかり。第二次世界大戦直前のイタリアを舞台に、同性愛者のリーノを射殺したことから、ファシズムに傾倒して行くマルチェロは、新婚旅行の名目でパリへと旅立ち、恩師であるクアドリ教授とその妻アンナを暗殺へと追い込む。と言いつつも、鑑賞中はそれほど物語自体を追ってわいなかった。ただ目の前の素晴らしいカットの数々を見ていただけだった。それでも観られる一種の魔力に感動し、震えた。
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