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暗殺の森のGONのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
4.8
あー まじハンパねぇわこれすっげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
映画の視覚的な面で頂点極めちゃってる

超絶意識高い系映画ファンが好きそうな作品なんですけども、にわかの僕でも身に染みて分かるくらいめっちゃくちゃレベルが高いんですよこれ…
あらゆる描写がガッチガチに計算され尽くされていて、カメラワークがこれ以上ないくらいキマっました。

とにかく映像が美しすぎます。まさかの初っ端から魅せつけてくるパターンです。そしてそれがラストまで衰えることなく永遠に。ずーっと惹き込まれっぱなしでしたよ。まじで、えぐい。
それでどうやらこの作品のカメラマン担当をしたヴィットリオ・ストラーロが凄い有名な方らしくて、これ以後ベルトルッチとタッグを組み続けたらしいです。他のベルトルッチ作品でも彼のカメラワークを見れるなら楽しみだな。
この華麗さといい、不気味さといい、このベルトルッチの重厚な世界観、最高です。
これはハリウッドじゃ到底描けないね。

全体的なあらすじとしては”第二次世界大戦前夜のイタリア、フランスを舞台に、幼い頃のある事件を心に秘めた青年が「優柔不断なファシスト」になっていく姿を描く” って感じなんですけど、これあらすじ読んでないと最初の1時間全く理解出来ねーよ!
ホントに意味わかんなかったんで一時停止してWikiであらすじをフムフムと読んで… そして一から見直し。 なんという時間の無駄!! こんなことが起こらないようにするためにこれから見ようと思ってる人はWikiであらすじ読んでから鑑賞することをオススメします(いや、マジで)!
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