〖1970年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:イタリア・フランス・西ドイツ合作〗
1970年製作で、アルベルト・モラヴィアの小説『孤独な青年』を実写映画化で、過去の罪に捕われファシストにならざるを…
ファシスト支配下のイタリア、体制に順応するため受容した異性愛とファシズム。
新婚旅行を装った、亡命者へのスパイ活動。普遍性を求めるものの、中身は真空の思想。
鍵となるのは幼少期に、同性愛者を銃…
すごく良い映画だった。過去のトラウマからファシストとなった主人公のクレリチ。ただ、結局彼にとってファシズムはトラウマを払拭する為にすがる場所でしかなくて、真のファシストではないことはターゲットのクア…
>>続きを読むめちゃくちゃ面白い
とにかくリズムの映画、音楽のような映画でも勿論あるけれど、カメラや人物の動線、編集によって、映画自体が物理的にダンスしているような形にもなっている。
冒頭の1.2.3シーンだけを…
非常におもろい。
この頃から建物と人を対比させるような画や、平行の動きを表したショットが多くて惚れ惚れする。
シネフィルwowwowプラスの企画で4K版がyoutubeに限定公開されてたので、この…
たいへん美しい映画でした。まさに芸術作品。あらためてイタリア人の芸術的センスの高さを思い知らされますね。
時系列が前後して作られており複雑そうで一瞬身構えますが、説明的なセリフや画面の色調などの仕…
このレビューはネタバレを含みます
暗殺の森 観た。良かったです。
このクレリチのような生き方?というか、大勢が向く方に自分も向くというような生き方って、多分誰もがなりうるよな………
色々感情がぐちゃぐちゃになった。
クレリチの正常…
少年時代のトラウマが元で、自らの趣味嗜好に怯える主人公が、普通であろうとするあまり、その党の主義から、男性性を強く感じるファシストへと傾倒していく様が描かれている。
が、心から心酔しているわけではな…
小難しい!
ベルナルド・ベルトルッチ初期キャリアの代表作であり、映画史に残る紛れもない金字塔。
冒頭から不親切極まる堂々たる初見殺しの複雑怪奇な脚本、そして意味と実験を幾重にも重ねた絵画のような…