しあつん

しなの川のしあつんのネタバレレビュー・内容・結末

しなの川(1973年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

由美かおる演じる主人公の男たらしぶりは、お母さんに通じるのではないかと、彼女自身が勘付いて、お母さんを探しにゆく。

お母さんは、夫に愛されてなかった。なぜなら夫はホモセクシュアルだから。

お母さんはだれにも愛されてなかったから、娘に愛情を注ぐことができなかった。愛情を注がれなかった娘は、欲しかった母親の愛情を求めて、男に色目を使うことでその哀しみを昇華していたのだろう。

「血は争えない」
愛されたい人間の哀しい性は信濃川の流れの如く連綿と続くんだろうね。
しあつん

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