メテオの少年漫画原作の劇場アニメ作品。
コミックス10巻までの内容を6章に分けて構成している。
TVアニメ版はこれを再編集したもの。
異世界、または遥か未来でほとんどの人類が「魔力」を使えるのに、主人公だけが使えない、という逆転の発想のロボット戦争作品で、ファンタジー的アクションよりはガンダムのようなリアルな戦争描写の方が比重が大きい。
もともとの原作漫画も2006年連載開始と新しい作品なのだが、下手ではないのになんとも90年代を感じさせるキャラデザのせいで古臭く感じてしまうのがもったいない作品だ。
第1章では魔力がないのでゴゥレムに乗れないはずの主人公が、遺跡から発掘された未知のゴゥレムを動かすまでが描かれる。
正直、ストーリーが動き出す手前で終わってしまっているので、今作だけを見て「おもしろい！！」となるのはよほどのマニアだけだろう。
作画は2010年の劇場アニメとしては及第点…という感じだが、章を重ねるごとにどんどん良くなるので迷ってる人は最後まで見て欲しい作品でもある。
