伝説的「ゴッドファーザー」part1、2の間に撮られたコッポラ作品
「音」にまつわるサスペンス
コッポラにしては、なんとなく映画マニアらしい偏りが感じられる一本だった
STORY
盗聴屋のカリスマ ハリー・コールは、その輝かしい名声とは裏腹に、孤独な人生を送っていた。かつて自分が関わった仕事の行く末から、罪の意識に苛まれていた。
仕事の依頼で、あるカップルの会話を録音したハリーは、2人が何かに命を狙われていることを悟る。やがてハリーは、依頼主の真意を確かめようとするのだが…
盗聴・盗撮サスペンスとして、「欲望」や「ミッドナイトクロス」「ディーバ」を連想させるが、こちらはかなり渋い印象
敬虔なクリスチャンであるハリーは、事件だけではなく、自身の心も追い詰めていく
その辺りの冷たさと、スローテンポなジャズの調べが独特の雰囲気を醸し出す
ただ、夜に見ると物凄く眠くなる