オーウェン

カンバセーション…盗聴…のオーウェンのレビュー・感想・評価

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)
3.8
プロの盗聴屋が陥った罠と、後の強迫観念に駆られる孤独を描くコッポラ作品。

盗聴とは言ってもそこに派手さはなく、はっきり言って地味以外の何物でもない。
だがそこに焦点を当て、偶然撮れたメッセージに興味を持ってしまったが故に事件に巻き込まれていく。

ジーン・ハックマンがとても役に合っており、孤独を体現している時代性もこの男は備えている。
だからこそ後のサクソフォンにつながっていく。

ロバート・デュバルやハリソン・フォードなども映画を盛り上げる。
ラストの虚無感も非常に好きな構成だった。
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