タカシサトウ

カンバセーション…盗聴…のタカシサトウのネタバレレビュー・内容・結末

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

[孤独感の描きようがなかなか良かった]

 なかなか良かった。フランシス・フォード・コッポラの脚本が本当によく作り込んであると思った、特にあの女性にまさか、という所で大事なものを取られてしまうところなど。

 しかも、何より、ジーン・ハックマンのハリーがあれだけプライバシーを守っているのに、却ってそれを奪われていき、それが今の我々の孤独感を象徴的に描き出す所が素晴らしかった。

 最後のやるせないサックスを吹きまくる所がとってもいい。 (2016.7.10)