再見。
ケーリー・グラントが大邸宅を訪れたときの挙動不審ぶりから良く練られている。美術の迫力とグラントのリアクションのみで落ち着かなさを表現する信頼の演出。一人になるとバク転はじめるの、たまりません。
キャサリン・ヘプバーンの部屋で演奏や人形劇をやるシーンの多幸感で必ず涙する。ヘプバーンはいつにも増してオーバーアクト気味なのだが、この過剰さをイヤミにならず完璧にキャラクターの個性としてコントロールできているところが彼女の圧倒的なところだと思う。
そして何よりリュー・エアーズ。なんと切ないキャラクターか…。