サーフ

トータル・リコールのサーフのレビュー・感想・評価

トータル・リコール(1990年製作の映画)
4.1
まず世界観が凄く好き。サイバーパンクにた退廃感を味付けしたというか「ブレードランナー」にも通づる様なディストピアも含んでいる世界観。タクシーの運転手のあの感じや地下鉄のセットの造形など冷たさを感じる世界観の作り方が上手い。

ストーリーは記憶を失った男が敵と戦いながら記憶を取り戻してゆくストーリー。
であるが中盤とあるシーンがある事で視聴者にとって、進んでいくストーリーと主人公の存在の不安定さがどんどん増してゆく様に感じられる。この状況は本当に現実なのか?夢なのか?明確な答えは中盤のシーン含め明確に提示される事ない。
そして迎えるラストシーンはハッピーエンドともバッドエンドとも取れるもので秀逸だと思う。

結構悪趣味全開なシーンあったりオバチャンからのシュワちゃんあったり印象的なシーンが多い。小道具の使い方も良いしアクション映画としても普通に楽しめる作品。
サーフ

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