RIO

アンナ・マグダレーナ・バッハの日記のRIOのレビュー・感想・評価

4.5
「マタイ受難曲」が隅から隅まで全神経に響く
きっと生涯愛する楽曲
「ケーテン公葬送音楽-BWV244a」も
素晴らしい歌声に涙でます

後期バロック期のドイツの作曲家・音楽家
ヨハン・ゼバスティアン・バッハは
一流の音楽のため
オルガニスト ブクステフーデの演奏を
聴くためにアルンシュタットからリューベックまで歩く
400km!約77時間

バッハ演奏史上の貴重な音楽映像

ブランデンブルク協奏曲第5番-BWV1050
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番-BWV1028
マタイ受難曲-BWV244
ゴルトベルク変奏曲-BWV988
カンタータ第42番-BWV42
イタリア協奏曲-BWV971
音楽の捧げもの-BWV1079
楽曲25曲

演奏シーンの撮影のために当時のヨーロッパの主要な古楽器演奏家たちが総動員で一発撮り
1本のマイクか最大でも3本のマイクで
同時録音されて
ひとつのひとつの楽曲がバロック時代の
古楽器が用いられている

息子のカールとバッハの弟子のヨハン・フリードリヒ・アグリコーラが
書いたバッハの「故人略伝」*1754年と手紙や公文書などに基づいてる

フランスの映画監督ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレが製作・監督
ストローブは
「音楽を伴奏としてでも解説としてでもなく、美学的な素材として用いて映画を作りたいという発想」が出発点だったと語っている

youtubeでかなりの綺麗な映像と字幕あり
自分は特にクラシックの曲名が覚えていられない
きちんと演奏にタイトルが出てきます

バッハの音楽への信仰
愛そのものに他ならない
RIO

RIO