けんしん

ホームワークのけんしんのレビュー・感想・評価

ホームワーク(1989年製作の映画)
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途中のお父さんが上手く言葉にしてくれてた事が全部なんだな
今日見た作品も子供たちの顔が憂いてて物哀しい顔してるのが魅力的ではあるけどおかしい事だよな、でもやっぱり魅力的に見えてしまうなあ
少し意志があるような子もその環境で育った事で養われた捻じ曲がった自立心なんだなって思った、
他の作品も素人起用が多いって調べてたら出てきて、だから劇作品でもその環境をヒシヒシと感じるんだ、、!
冒頭の友達と楽しそうな子供が1人になって大人と向き合うとなんとも言えない顔になってご褒美の意味もアニメの事も宿題の事も全部大人に言うように教育された事を口だけじゃなくて心から語っていてとても辛い事だなあ
日本も他人事じゃないしこの子供達が抱く感情ってかなり分かるけどあまり共有できない感情なんだとも感じた
音を消す演出で子供たちが友達といる時にいかに自然な顔をしてるかとか式典の意味なんて何も分かってないんだって事を認識させられるのでこのタイミングでこの長さは凄いなあって思った、
監督は子供に態度から見て分かることで満足せずに言葉にすることにすごいこだわっていたけどそれはなんでなんだろう、確かに言葉にした方が読解力がなくても誰でもその感情を理解することが出来るけど少し暴力的だなあって思ってしまった
それにしてもドキュメンタリー撮ってる中で最初の冒頭の会話とか偶然のお父さんの話とか泣いちゃう子とかこの人は持ってる監督なんだな....!!
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