TAKU

ジャッジメント・ナイトのTAKUのレビュー・感想・評価

ジャッジメント・ナイト(1993年製作の映画)
5.0
何回観たのか覚えてないくらい繰り返し観てるけど、やっぱおもしれぇ~!!

話は郊外に住む男4人組が休日に都会へ遊びに行ったら、スラム街でギャングによる殺人を目撃。ギャングたちに命を狙われた彼らは、右も左もわからない場所で地獄の一夜を体験する。

『悪魔のいけにえ』みたいな田舎に旅行に行ったらトンでもない目に遭うというシチュエーションを、都会のスラム街に置き換えるたら面白いんじゃないかという逆転の発想。この設定の時点で勝ち。

序盤は主人公4人の状況説明がなされ、尺がちょうど30分くらいになったところで事態発生。その後は息つく暇もないくらいスリリングな展開の連続。

列車の操車場に逃げ込んだらそこに住むホームレスたちに身ぐるみ剥がされ、ビルとビルの間にハシゴを引っ掛けて綱渡りしたり、臭そうな下水道に隠れ、やっとのことでバスを見つけてもチンピラと間違われて逃げられる。普通の人なら絶対に遭いたくないような出来事ばかり起こる。

『悪魔のいけにえ』や『脱出』における「お互いの住む世界が180度違うが故に話が通じない恐怖」というのを、都心から離れた郊外に住んでいるヤッピーとスラムで生きているギャングという関係に転換させているのも面白い。

監督のスティーブン・ホプキンスは、本作の前後に『プレデター2』と『ブローン・アウェイ』という超面白い映画を撮っているのに、その後はあの3本のような粋なジャンル映画を撮っていないので残念。本人はTVドラマ『24』をプロデュースして、札束でピラミッドができるくらい金を儲けただろうから、もう映画作りには興味がないんだろう。それはそれでちょっと悲しい。