ザ・クレイジーズの作品情報・感想・評価

「ザ・クレイジーズ」に投稿された感想・評価

Kino

Kinoの感想・評価

3.2
ロメロは『クレイジーズ』細菌兵器事故により発狂する人々の混乱を描いていて、『ナイト・オブ・ザ〜』『ドーン・オブ・ザ〜』でもゾンビをモチーフに置きながら、社会風刺や、真の恐怖は人間のエゴだということを教えてくれました。
何やってんだ、博士。
何だったんだ、主人公の戦い。
そして大佐を待つ、非情と哀愁の辞令…!

なかなか痛烈で辛辣なイジメだったなアレは(笑)。
間に合わせ人事で不祥事の責任を負わされる罠。サラリーマンにとっては、映画の中の絵空事では無いのだ。☆

あの『処刑軍団ザップ』(1970)、『シーバース』(1975)のリン・ローリイが、ここでもアレです。☆(笑)
人喰いおばさんになった、『モデル・ハンガー』(2016)もぜひ観てみたい。こっちでDVD出ないのかなぁ…。

しかしこの作品も、『ザップ』のあの凄まじさには、到底及びもつかないね。☆
細菌兵器が田舎町に流出し
ガスマスクと防護服を着た
無機質な軍隊が突然やってきて
住民を追い出し
やがて感染し狂人となった彼らと
ひたすら殺し合う。
「ゾンビ」に連なるディストピア。
始終流れる緊張感のない
緩い音楽が余計に絶望的。

「狂った世界じゃ狂ってるほうがマトモかもしれませんよ」
誰が正気か判別も出来ず
安っぽい世界の中で
狂っていく恐ろしさ。
司令室でみかん食いながら
いざとなったら核落とせばいいじゃん
と呑気なお偉方も
愚痴りながら
能動的に死体を焼却する兵士も
感染した狂人らとなんら変わらぬ
クレイジーズ。

ロメロ監督はその見た目通り
優しい人柄だったそうだ。

その優しい人が怒ったのだ。
あるいは絶望したのだ。

ホラーとは
その時代の闇を映し出す鏡でもあり
また痛烈な風刺にもなり得るのだと
ロメロ監督はいつも教えてくれた。
監督、少し前の日本でも
この映画に似たようなことが
起きてましたよ...福島で。

低予算のB級だろうと
警鐘は今尚。
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

4.5
 軍の細菌兵器が川に流失。感染した人は発狂してしまう。発狂した人と感染を防ごうとする軍隊が襲い来る中、街から脱出できるのか。。。。

 人を狂わす細菌によって、目の前の人がそれによって凶暴になっているのか、地獄絵図によって狂ってしまっているのか、元々狂っているのか分からない混沌の世界を描いている。主要な登場人物の中に近親相姦をしてしまう人間が出てくるのだが、彼が狂気に及んだ理由が解明することはない。このへんの描写が本当に怖い。

 狂気とは外だけにあるのではない。内だけにあるのでもない。外と内、両方にあるものなのだ。
☆☆★★

2010年1月27日 シアターN渋谷/シアター1
Mouki

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3.5
記録

人間は怖い
よく分からないまま見終わったです〰‼も〰。(T0T)
akiorage

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3.5
ロメロの3作目

ロメロってこんな社会風刺バチバチの作品作るんだ...と思った。

あんまりホラーって感じでは無かった。(全然いいけど)登場人物の服装がカッコよかった。ホラー映画特有の色彩の綺麗さもやっぱり最高だった。
nana

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2.7
いまいちよく伝えたかったことがわからなかった
狂ったのは何か?なにがウイルスなのか?
というメッセージは理解出来るのだが、それを表現する術としてあのストーリー展開はちょっと謎
でも随所にカリスマ性を感じるシーンがあったのは流石
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