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ゲルマニウムの夜の8bitのレビュー・感想・評価

ゲルマニウムの夜(2005年製作の映画)
3.5
暴力とセックスによって宗教の欺瞞をあぶり出し、神の存在を問う男。
彼の背徳的な行動の数々によって修道院に集う人々の本性が暴かれ崩壊してゆく。
宗教や信仰への懐疑という繊細なテーマをこれだけ大胆に描いた映画というのは日本では珍しいのではないでしょうか。
特定の宗教を信仰しているわけでもない自分ですら、観ていてそうとう不安になる。

少年にフェラを強要する神父、性欲の抑えられない修道女、変態ボーイスカウトなど変な人たちがいっぱい出て来るうえ、陰湿な描写も多いので、不快感ばかりが残る映画ですが、言葉では説明できない何かがあることは確かです。
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