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五人の突撃隊のmhのレビュー・感想・評価

五人の突撃隊(1961年製作の映画)
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大映のオールスター映画で戦争もの。コメディタッチな五人の群像劇。
ビルマ・インパールという舞台設定がめずらしい。
企画段階で意識しているであろう独立愚連隊は北支が舞台なので、それを避けての舞台設定となったのかもしれない。まあロケ地はどっちも同じ富士山麓なんだけどね。
宿営地でわい談にふけっている様子、戦争中の結婚式の様子、寄席の様子など、めずらしいシーンがいっぱい。
五人それぞれの過去回想が用意されているというのが、この映画のいちばんのポイントかもしれない。
結婚初夜にもういかなきゃはいい創作。在郷軍人ぜんぜん役立たなくて笑う。
落語家の師匠の家とか細部に凝っている。
個人的にはその五人になった必要性がいまいちよくわからなかった。普通なら、撤退戦のしんがりを勤めることになる五人を強調してから過去に戻ってリスタートさせる形式になると思うんだけど、そうなるとこんどは各人の過去回想がうまく処理できないということかな?
アマゾンレビューに詳しいひとがいろいろ書いててためになる。
続編は……作られなかったようで残念。それよりもこの映画関連ググってて独立愚連隊シリーズが全七作と知ってびっくりしている。
快作でした!
mh

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