がっきー

お茶漬の味のがっきーのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
4.2
こういうの…好きです……。

今は女ではなく男を立てる映画ってあんまりないよね~。昔との時代の違いを感じた。

でもこれは世の中の妻に向けた映画ではなく、世の夫や、将来夫になる男性に向けられたメッセージが込められた映画だと感じた。

お見合い結婚てのはお互いをあんまり知らずに結婚するものだから、夫婦間の小さな違いが大きな溝を生んでしまうこともある。でも細かいことなんて問題じゃない。
女は自由でいい。迷惑をかけない範囲でやりたいことをやっていればいいのだ。
男は頼りがいのある器でもってどっしりと構える。多くを望みすぎないこと。

幸せな夫婦に必要なものは、「お茶漬」を二人で一緒にいつまでも食べられるような関係、雰囲気なのだ。
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