ぉゅ

誘拐報道のぉゅのレビュー・感想・評価

誘拐報道(1982年製作の映画)
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2022年 鑑賞 22-249-29
BS日テレ にて
1980年に発生した宝塚市学童誘拐事件を描いた読売新聞大阪本社社会部編の同名ドキュメンタリーを原作とし、「女囚さそりシリーズ」「プライド」「ロストクライム -閃光-」等の伊藤俊也監督による、1980年1月、誘拐犯の古屋数男(萩原健一さん)がにより、兵庫県宝塚市で発生した幼児誘拐事件を素材に、幼い生命の救出をめぐって、報道陣、警察、被害者家族たちが、事件の渦中で傷つきながら努力する姿をサスペンスフルに描いた作品。
非常に重い内容で、スコアはつけられないと判断したため、スコアは遠慮させていただきます。

ー 一体誰が狂っているのか?加害者?被害者?それとも... ー
1980年。韓国の光州事件、モスクワオリンピックの開幕、イラン・イラク戦争勃発、ジョン・レノンさんの銃殺事件、竹の子族が出現、山口百恵さんの引退、あと...

いじめ?、牛乳瓶の蓋、電車内の少年と少女、あれは... 、葬式、讀賣新聞の社会部、「ダンシング・オールナイト」、「みんなで踊りましょ」?、突然の電話、宝塚署から...

“警察に知らしたらどうなるか分かったやろ 今度こそ子どもの死体とお目にかかる”
警察と新聞記者、誘拐事件の発表と報道協定、誘拐犯からの電話?、お祝いの... 、ショベルカー、「英くーん 英くーん... 」、新聞社での叱咤、誘拐された少年の父(岡本富士太さん)の炒飯食べるシーンの狂いっぷり... 、電話ボックスと雪と海、思い留まる数男と海と... 、数男の借金と数男の妻芳江(小柳ルミ子さん)からの電話、中尾彬さんと池波志乃さん夫婦だ!志乃さんとのカ●●●●●シーン... 、少年の脱走と... 、「一押し、二押し、三に押し」?、「アミーゴ」?、聖徳太子の1萬円札、やっぱり警察か?、不審車両の存在、家に帰ってきた数男と家族...

“なかなかはっきりせんかったんで今まで言い出せんかったんやけど 近々まとまった金が入るんや”
金を貸して欲しいと言う数男と泣く芳江、英ちゃん、喫茶店の電話と被害者家族、警察と新聞社、遠藤警部(伊東四朗さん)の行動は警察としてではなく親としてのちょっと涙する行動、ジャムパン、誘拐された少年の母(秋吉久美子さん)が倒れる、毛布と娘の水筒、「あんたぁー」

最後の電話とオート●ック●、「なんで来たんやぁー なんで来たんやぁぁぁ... 」、牛乳瓶と... 少年の生死は...

どっと疲れた... 実際にあった事件が基になっていると思うとより重く感じる内容... 特にラストの時のあの怒号が... 加害者の家族とは言え... そこが一気に来た... 滝記者(宅麻伸さん)の行動が最後の救いだな(個人的にはヘリのパイロットが文太さんの姿も)

萩原健一さん始め、小柳ルミ子さん、宅麻伸さん、藤谷美和子さん、中尾彬さん、伊東四朗さん、三波伸介さん、丹波哲郎さん、大和田伸也さん、橋爪功さん、池波志乃さん、宮内洋さん、菅原文太さんなど超豪華だったのも救いだったかな。でも、岡本富士太さん秋吉久美子さんの狂演技も良かった。子を誘拐された親はこうなるものなんだなと思い知らされた作品だった。

「死ぬなぁー 死ぬなぁぁぁぁ」
ぉゅ

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