reif

誘拐報道のreifのレビュー・感想・評価

誘拐報道(1982年製作の映画)
3.4
相伴。昭和後期の豪華キャスト、読売新聞社の記念事業らしくフルタイアップでタイトルに「報道」とありますが、取材はしない(?)。記者会見で警察発表に噛み付くだけの簡単なお仕事です。主演はショーケンさんです。いい芝居をする。同時代を生きていたのに、現役では存在も魅力も知らなかった。というか舞台が宝塚…。地元。宝塚ファミリーランド! くすんだ昭和五十年代。そこにいた。関西弁だけで滅入るのに、これはヘヴィ、加えて犯罪が金に困ってという致し方ない事情でボディに来る。吐きそう。若い小柳ルミ子さんは華がありますな。秋吉久美子は持ち味の異常なオーラを出していて良い。タンバは演説しなかった! 不満。空虚ではあった。タンバの「内面のなさ」はいつも見入る。ショーケンさんによるショーケンさんのための映画でそこを楽しめば良い
reif

reif