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バーディのやのネタバレレビュー・内容・結末

バーディ(1984年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

再見。

前見たときは、普通にバーディは復活したんだとストレートに受け取っていたけど、これってもしかしたらアルの妄想なんじゃないかと思えてきた。実際、バーディが喋ったところはアルしか見ていないわけで、バーディと対峙しているうちにアル自身も病んでいき、自分が自分ではなくなっていく恐怖を味わっているのだから。

ただし、おそらくアラン・パーカーのことだから、そんなことはない。それに、バーディの心の声は劇中何度か発せられていた。きっとストレートに受け取っていいはずだ。それに80年代に作られたんだから、そうでないとあまりに悲しすぎる。

あと、バーディの物語だと思い込んでたけど、これはアルの物語としての方が大きい。ベトナム戦争の犠牲者は、バーディよりもアルだったことがわかる。結局のところ、バーディとアルのホモソーシャル的な関係性に物語が回収されていくが、これは戦争映画ならでは(特にベトナム戦争)だ。
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