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バーディのNARUのレビュー・感想・評価

バーディ(1984年製作の映画)
3.9
精神病院に収容されているバーディの治療協力のため、高校時代の親友アルが過去を回想する話。

ストーリーよりもキャラクターに重きを置いた作品。
人物を象徴する印象的なセリフが多い。
(好きなセリフ、コメント欄に記入します)

バーディは鳥に病的な執着心を持つ青年。
イカれたジャンキーかと思いきや、彼なりに悩みを抱える。「こんなヤツ実在するかも」という妙にリアルな存在感がある。好奇心と同情心で感情移入できる。

一方アルは、厭世主義者のようにも見えるが、小さな的を射抜くような鋭いセリフを発する。
でもその言葉の矢は折れてしまっているような気もする。面白い。

とにかく二人とも非常に魅力的な作品だった。

しかし、ラストは好きじゃない…
蛇足なような、もっと観たいような…。
よし、もう一度観よう…。
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