2020年 32本目
1985年日本公開作品。
2番館、テアトル吉祥寺で見たと記憶してるが。
同時上映は何だったか覚えていない。
当時、かなり刺さった作品。
当時雑誌「City Road」のクロスレビューで評論家の大久保賢一さんが、
マシュー・ モディーンが持つ透明感を書かれていたと
淡い記憶にあるのですが。
正に、と思います。
歯の抜けている、ニコラス・ケイジの若さよ。
今見直すと、二人の友情のBL感。
主人公の純粋である部分と異質さ。
鳥になって羽ばたきたい気持ちと。
鳥と一体になりたい気持ちが交差しますね。
彼が夢精するシーンは、異質さを表していると思います。
自分に近づいてきてくれる女の子のあんな魅力的なオッパイを
興味無さげに触る様。
何故、バーディはベトナムへ行ったのか?
親友が離れ、大切にしていた黄色い鳥も死んでしまったからか?
二人の傷と絆。二人の袋小路。
ラストの逃亡から飛翔のシーンは覚えていたので、ハラハラする事はなかったのですが、あのラストでも全然救われてないのですよね二人共。
当時はハラハラしてあの振り返りの一言が痛快に思ったのですが。
自分が子供だった分、純粋に映画に入り込めていたんだと確認した次第。
(勿論、良い意味で)