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101匹わんちゃんのkanaco4月末までお休み中のレビュー・感想・評価

101匹わんちゃん(1961年製作の映画)
3.5
ダルメシアンという犬種を一躍有名にしたイメージがある1961年のディズニー映画。ダルメシアンを初めとした動物たちが個性豊かで可愛いし有能な活躍ぶりが楽しい。絵のタッチが独特で小粋、オシャレ。今作のヴィラン:クルエラは容姿やファッションだけでなく性格も強烈で一度みたら忘れられない😂(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

ダルメシアンという犬種を一躍有名にしたようなイメージがある1961年のディズニー映画。キャラクターは知っていたがストーリーは初見。ダルメシアンたちが可愛い!しっぽがフリフリ。犬派の私にはたまらない😍

あらすじ:ロンドンに住んでいる売れない作曲家のロジャーとペットのダルメシアンのポンゴは、ファッションデザイナーのアニータとペットのダルメシアンのパーディタと出会い、2人と2匹が結婚する。そしてポンゴとパーディタの間に15匹の可愛い子供が誕生。しかし、その子供達の毛皮を狙ってアニータの旧友であるクルエラが付きまとってきて…という話。

まず驚いたのは、今まで見てきた初期アニメ作品(【眠りの森の美女】や【白雪姫】など)と絵のタッチが全然違うこと。オープニングのアニメーションは小粋でオシャレ。線を重ねた手書きっぽさがあり、写実っぽいというよりぼかしたような色合いの塗り。なんとなく水彩絵の具の塗り絵っぽくて面白い。

今作のヴィランは、ファッションデザイナーで毛皮マニア、愛車の真っ赤なスポーツカーを過激に乗りこなすドライブテクニックに定評のある、その顔色どうしたの??でお馴染みのクルエラ・ド・ヴィルさん。容姿やファッションだけでなく性格も強烈で一度みたら忘れられない。恐ろしいけどコミカルで表情豊かな執念深き女。

ヴィランを主人公に描く実写映画で、アンジェリーナ・ジョリーが演じる【マレフィセント】の後、エマ・ストーンが演じる【クルエラ】が上映した際、他にもっとたくさんの有名なヴィランがいるのになぜ?と疑問に思ったのだが、本作を鑑賞して彼女の強烈さを目の当りにしたら、主役に抜擢されるのも納得だと思った。

また、動物たちがみな個性的で活躍が楽しい。犬たちが遠い距離であっても遠吠えでコミュニケーションをとり、犬だけでなく動物みんなで積極的に協力してダルメシアン一家を助ける姿は、なんとなく昔の地域社会を思わせるような感じ。私自身、高校生くらいまで雑種の犬を庭につないで飼っていたのだが、当時はご近所もほとんどの犬が外で番犬として飼われていた。それで一匹吠えるとみんな呼応して吠える(笑)なんだか懐かしくなった。今はみんな家の中で飼われているからか、そんなことはないけれど、昔は賑やかだったなぁ。

🐝💦「でも101匹わんちゃんくらい、町中全ての犬が一斉に吠え始めたら、私は何か天変地異でも起きるのかと超怯える(笑)」

ラスト、たくさんの現実的な問題はいったんスルーしつつ、野暮なことを言わない約束で描かれるハッピーエンドを見ていたら、PS2のゲーム「キングダムハーツ無印」をプレイしていた時、101匹わんちゃんの子犬たち99匹を集める収集要素(様々なワールドに散らばっていて見つけるとポンゴとパーディタの家に子犬が戻る)を全然やる気にならず、3匹しか集めなかったこと、ごめんよ…っていう申し訳ない気持ちが今更湧いてきた😂