『メランコリア』ラース・フォン・トリアー監督作品。
劇場公開時以来、約21年ぶりに鑑賞しました。
ラストは衝撃的でしたが、当時の私は基本的にミュージカル映画が苦手でそっちの方が苦痛だったような気がします。
その後“鬱映画”として有名になった今作ですがどうにも再鑑賞する気が起きずに…今回久しぶりに見た次第。
チェコからの移民のシングルマザーであるセルマ。
一人娘の為にめちゃくちゃ働いて節約しまくり。
理由は自身が盲目になる病気を息子が遺伝してしまい、その手術費用をひたすら貯めるというもの。
そんな中で大きなトラブルから破滅に向かっていくという話。
彼女自身は何も悪くないのになんで…という絶望感がひたすらつきまとう。
息子の将来を考えてという“あの決断”も母親にしか分からない心情なのでしょう。
しかし息子が全ての事実を知っても将来を楽しく生きていけるのだろうか?
非常にモヤモヤは残ります。
個人的にミュージカル・アレルギーが今は無くなったので普通に見れましたが、セルマの妄想内のミュージカルはつらいだけです。